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排水口がキレイになる掃除のやり方を解説│汚れを防ぐ方法や手順も

主夫 主婦

20.02.03

キッチンの排水口は、ごみが溜まりやすく放っておくとヌメリやイヤなニオイも出てきます。掃除の方法やタイミングが分かりにくく、お困りの方も多いでしょう。 そこで、排水口をキレイにするための掃除法と、掃除した後もキレイに維持する方法を併せて紹介しますので、ぜひ試してみてください。

排水口汚れの掃除方法

最初に、排水口の掃除方法について紹介します。掃除に使うアイテムや手順、あると便利なグッズも紹介しますので、こちらを参考に掃除を行ってみましょう。

掃除の前に準備するもの

掃除を行う前に、まずは使用する道具をそろえましょう。以下で、排水口の掃除に役立つ準備物を紹介します。

ゴム手袋

排水口のヌメリに素手で触れなくて良いように、ゴム手袋を用意しておきましょう。ゴム手袋を使用すれば、水や洗剤による手荒れも防げます。 使用した後は汚れを洗い落として、陰干ししておけば再び使用できますよ。

台所用中性洗剤

キッチンの排水口を洗う場合は、台所用の中性洗剤を活用できます。中性洗剤は排水口にこびりついた油汚れを分解して落とす作用があります。よほどしつこい汚れでなければ食器用中性洗剤でキレイにできます。

スポンジ

排水口のカバーやごみ受けなどは、スポンジを使って洗います。もし新しいスポンジを使うのに抵抗がある場合は、使い古したものを活用すると良いでしょう。食器を洗うためのスポンジを新しくしたら、古いものを掃除に使うと経済的ですね。

歯ブラシ

歯ブラシは、ごみ受けの網目を洗う際に活用します。網目の間に細かいヌメリなどが入り込んでいることもあるため、こうした箇所は歯ブラシを使って洗いましょう。 掃除に使用する歯ブラシも、使い古したものを使うと良いでしょう。

掃除の手順

ここからは、排水口掃除の手順を4つのステップで紹介していきます。

(1)排水口のカバーを外して洗う

まずは、排水口のカバーを外しましょう。ゴム手袋を装着し、スポンジに中性洗剤を付け、表と裏、どちらもヌメリがなくなるまで丁寧に洗います。

(2)ごみ受けに溜まったごみを捨ててから洗う

次にごみ受けを洗います。ごみ受けは、油や生ごみなどが溜まる場所で雑菌が繁殖しやすく、ヌメリもこびり付きやすい場所です。 ごみが溜まっていたら、先にごみを取り除き、スポンジに中性洗剤を付けて洗います。 しかし、ごみ受けは網目状になっているため、スポンジだけではこうした部分のヌメリは、とても洗いにくいもの。 そのときは、歯ブラシの出番です。歯ブラシを使ってこすれば、網目部分のヌメリも落とせます。

(3)トラップを洗う

次に洗うのはトラップです。トラップは、排水管のふたのような役目を果たしている部分です。トラップがあることによって、排水管に充満しているニオイが室内に広がることを防いでいます。 ただ、トラップは常に水が流れているためヌメリが発生しやすく、雑菌も繁殖しやすい場所です。 トラップを取り外したらスポンジや歯ブラシを使って、ヌメリや汚れを落としていきましょう。 なお、トラップにはごみ受けと一体になっているものもあります。

(4)排水口の中を洗って水で流したら完了

最後に、排水口の中です。ここも他と同じく、中性洗剤を付けたスポンジや歯ブラシを使って洗いましょう。汚れやヌメリを落としたら、外したトラップやごみ受け、カバーを元に戻し、水で洗い流して掃除は完了です。 なお、排水口をキレイにした後は、ごみ受けにアルミホイルを丸めて置いておくのがおすすめ。アルミが水に濡れたときに発生する金属イオンが、雑菌の繁殖を抑えます。

掃除グッズの活用術

ここからは、排水口の掃除に役立つグッズを紹介します。スポンジや台所用洗剤だけで掃除できますが、これらのグッズがあればより掃除が楽になりますよ。

雑菌の増殖スピードを抑える水切り袋

排水口の掃除が楽になる方法の一つとして、ごみ受けに水切り袋をセットするのがおすすめです。水切り袋でごみをキャッチできるので、掃除のときのごみの処分も簡単。 中でもキチントさんダストマンは、抗菌・消臭効果のある水切り袋なので排水口のヌメリや悪臭を抑制することに役立ちます。

用途に合わせて使う掃除ブラシ

排水口は、用途に合わせて掃除ブラシを使い分けると良いでしょう。目で確認して手が届く範囲なら、ハンディブラシを使って掃除ができます。ハンディタイプのブラシは100均でも販売しているため、汚れたら使い捨てにするという場合も経済的です。 もし排水管の中を掃除したいという場合は、ワイヤーブラシが有効です。ホームセンターなどで購入でき、排水管がつまった場合の対処として利用できますよ。

強いヌメリを落とすには塩素系漂白剤が有効

強いヌメリを落とす場合は、塩素系漂白剤が有効です。ヌメリの原因であるカビや雑菌の除去に適しています。 ただ塩素系の漂白剤は、酸性の洗剤などと混ざると有毒なガスが発生するので、使用には十分に注意しましょう。

排水口汚れのサインと原因

排水口が汚れているのは、どうしたら気付けるのでしょうか? そもそも排水口が汚れる原因とは何なのでしょうか? ここからは排水口の汚れのサインと原因を紹介します。

汚れのサインはニオイ・つまり・ヌメリ

排水口は見えにくく、汚れがわかりにくい場所。 ここでは排水口が汚れている場合に発せられる3つのサイン、ニオイ・つまり・ヌメリについて紹介します。

(1)ニオイ

排水口から嫌なニオイがするのは、汚れているサインです。油や食材、洗剤のカスなど、排水口に溜まったごみによって雑菌が繁殖し、異臭を発します。「なんだかキッチンで嫌なニオイがする」と思ったら、排水口汚れが原因である可能性があります。 もし、排水口が汚れていないのにニオイがするなら、トラップが外れていないか調べてみましょう。

(2)つまり

水のつまりを感じた場合も、排水口が汚れている重要なサインです。油や食材のカスが、排水管やごみ受けの網目につまることで発生します。 普段から油や食材カスをなるべく排水口に流さないよう配慮しておくと、つまりが起きにくくなります。

(3)ヌメリ

排水口カバーのヌメリも、汚れのサイン。排水口カバーやごみ受けにこびり付いた油に洗剤、食材カスなどが付着し雑菌が繁殖するとヌメリとなって現れます。 放っておくとつまりの原因になり、ひどくなると専門の業者でしか対応できなくなるため、早めの対処が必要です。

排水口汚れが悪化する原因

では、排水口の汚れが悪化する原因とは何なのでしょうか?それは主に「油汚れ」と「雑菌の繁殖」です。

油汚れ

排水口の汚れが悪化する最大の原因は、料理で使った油が排水口に流れることによる油汚れです。 「料理で使った油は、固めて排水口に流さないようにしている」という方もいると思いますが、油汚れは揚げ物などを料理したときに出るものばかりではありません。油をひいたフライパンや料理を載せたお皿などにも、油は付いています。これらを洗う際に、排水口の中に油が流れ込み、それが蓄積されて、排水口のニオイやヌメリなどを引き起こします。 さらに油汚れが長年蓄積されていくと、排水管がこびり付いた汚れでどんどん狭まっていき、最終的につまってしまう場合もあります。

雑菌の増殖

排水口のニオイやヌメリは、雑菌の増殖で起こります。前述した油汚れや食材のカスなどは、菌が増殖するための温床。そこから生まれたヌメリには、非常に多くの雑菌が潜んでいます。 ヌメリは、さらなるヌメリの増殖を促進させるため、早めに取り除くことが重要です。ごみ受けのごみはこまめに捨てる、ヌメリに気付いたらすぐに掃除するなど、早めの対処を心がけましょう

排水口をできるだけキレイに保つ方法

最後に、排水口をできるだけキレイに保つ方法を紹介します。排水口が汚れにくくなれば、嫌なニオイやヌメリなどの不快感も解消されますよ。

掃除の頻度は週2~3回程度が理想

キッチンの排水口は、週に2回~3回程度の掃除が理想的です。頻繁に掃除を行うことで、ニオイやヌメリを抑えられます。難しい方は、1週間に1度掃除するだけでも構いません。 ごみ受けのごみを取り除く、目に見える範囲だけでも汚れを落とすなど、簡単な掃除を日替わりでやっていく方法もあります。

油を流さない

油を流さないことも、排水口をキレイに保つ方法のひとつです。 油は冷えて固まると、排水口の中にこびり付きます。放っておくとそれが溜まっていき、最終的につまりの原因となるのです。 また、油はお住いの地域の下水管の詰まりや水質などに影響を与える可能性があるため、なるべく流さないように気を付けましょう。もし油を流してしまったら、お湯を流して溶かします。油が固くなると落とせなくなるので、なるべく早めに対処するようにしましょう。

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