アイディア特集

お手軽自家製保存食のススメ!今年こそ挑戦したい梅干しと旬素材の甘酢漬け

保存食

18.08.15

日本には昔から伝わる数々の保存食がありますが、今回はその中のひとつ、「梅干し」に注目です。6月に入って完熟梅が出回りはじめたら、仕込みのタイミング。手をかけて作った自家製梅干しは、おいしさも格別ですよ。合わせて、初夏に作りたい保存食としてらっきょうや新生姜の甘酢漬けもご紹介します。

梅干しに適した梅は?

ふっくらと柔らかい梅干しを作るなら、黄色く熟した「完熟梅」でなければいけません。完熟梅は6月中旬頃から出回りはじめます。できれば、木で熟したものがいいです。その方が香りも味も良いです。

完熟梅より少し早く、青梅が出回りはじめます。これは、梅酒や梅ジュースを作るのにはむいていますが、梅干しには適していません。注意しましょう。収穫した青梅も、しばらく置いておくと黄色く熟してきますが、木成りで熟したものに比べると風味は落ちます。

あると便利な道具は?

爪楊枝
梅の下処理でヘタを取り除くときに使用します。竹串でも可能です。

キッチンペーパー
流水で梅の汚れを洗って落とし、キッチンペーパーで一つ一つ丁寧に水気をとります。梅干し作りで気を付けなければいけないのはカビ。ここでしっかり水分を取り除くことでカビを防ぎます。

キチントさんマチ付きフリーザーバッグ
梅干しを塩漬けするときに使います。

バット(金属製でないもの)
梅を塩漬けするときにキチントさんマチ付きフリーザーバッグをそのままのせられるサイズのものが便利です。梅が重ならないように、バッグを平らに広げることができ、ムラなく漬けられます。

キチントさんレンジ対応保存容器
干した梅を保存するときに使用します。

自家製梅干しの作り方のポイント

塩漬けはしっかりと!

キチントさんマチ付きフリーザーバッグに梅、粗塩を交互に入れ、梅の表面に塩がまわるように袋を軽く揉みます。ここで揉むことで梅全体に塩がいきわたり、上手に塩漬けができます。

金属製ではないバットに、キチントさんマチ付きフリーザーバッグごとのせ、梅が重ならないように平らに広げてから、空気を抜いてジッパーを閉めます。このまま冷暗所におきましょう。

どれくらいの期間塩漬けをする?

塩漬けにすることで、梅の中から水分が出てきます。これを梅酢といいます。キチントさんマチ付きフリーザーバッグの上から軽くゆすり、袋を裏返したりしながら3日ほど経つと、梅酢が上ってきます。

このまま、「土用干し」まで、ときどきバッグを返しながら置きます。

梅が梅酢に浸かっておくようにすることで、梅がカビないようにします。

梅雨が明けたら土用干し!

梅雨明けの晴天が続く日を選んで、いよいよ梅を干します! ザル(金属製でないもの)に汁気を切った梅を間隔をあけて並べ、3日間、天日干しにします。

1日1回を目安に、梅の裏表を返し、夜は家の中に入れるようにします。

完成した梅干しはすぐに食べてもいいの?

梅干しを取り込んだあとは、できればしばらく寝かせておいた方がおいしくいただけます。一般的に、食べごろは2〜3ヶ月後と言われています。

おうちで手作り梅干し

  • 梅(完熟したもの) 1kg
  • 粗塩 200g

梅干しが大活躍!自家製梅干しを使ったおすすめレシピ

梅干しをいただくなら、炊き立ての白いご飯のお供にするのが一番。でも、せっかく自家製梅干しを作ったのなら、梅干しを使って作れるレシピにもチャレンジしてみてはいかがでしょう?

イチゴリングみたいなドーナツおにぎり

まずご紹介するのは梅干しのおにぎり!でも、ただのおにぎりではありません。ドーナツ型のかわいいおにぎりです。

梅干しの果肉を混ぜたご飯をNEWクレラップで包んで、指で中心に穴を開けるようにしてドーナツ型に。それだけで、見た目がとってもキュートな仕上がりに!

まるでイチゴリングドーナツのようなおにぎりは、お子様にもきっと喜ばれるはずです♪

イチゴリング☆ドーナツおにぎり

  • ごはん 200g
  • 梅干し 2個
  • パプリカ 適量

アボカド梅きゅう

アボカド×梅干しなんてとても意外な組み合わせに感じるかもしれませんが、これが結構合うんです!ディップにして、きゅうりとともに盛れば、おしゃれなおつまみに。アボカドのコクと、梅干しのほどよい塩分と酸味がクセになりますよ。

キチントさんマチ付きフリーザーバッグに材料を入れて優しく揉むようにすればOK。パッと作れる手軽さも嬉しいですね。

アボカド梅きゅう

  • アボカド 1個
  • たたき梅(梅肉) 20~25g*
  • ごま油 小さじ1
  • きゅうり 1本

*お好みに応じて量を調整してください

初夏にはこんな保存食もおすすめ

梅干し以外にも、今の季節にぴったりな保存食がありますよ。旬素材の甘酢漬けを2つご紹介します。

らっきょう甘酢漬け

らっきょうの旬は6月。産地によっては早く出回るので、そろそろお近くのスーパーでも見かけるかもしれませんね。

下処理をしたらっきょうと甘酢をキチントさんマチ付きフリーザーバッグに入れて、2週間以上漬け込めばできあがりです。

そのままおつまみとしていただいてもいいですし、刻んでタルタルソースのピクルスの代わりにしてもおいしいですよ。ポテトサラダの隠し味に使うという手もあります。

らっきょう甘酢漬け

  • らっきょう 500g
  • 水 70ml
  • 砂糖 150g
  • 酢 150ml
  • 塩 35g
  • 赤とうがらし(小口切り) 1本分

新しょうがの簡単甘酢漬け

この時期に店頭でも並ぶようになる新しょうがも、甘酢漬けにすると保存できます。

薄くスライスした新しょうがを、キチントさんレンジ対応保存容器に入れ、蒸気弁を開けて電子レンジで加熱します。調味料を加えてさらに加熱しよく混ぜ、粗熱が取れたら完成です。保存する時は、容器ごと冷蔵庫に入れましょう。

新しょうがの甘酢漬けは、お刺身やお寿司に添えるだけでなく、きゅうりなどの野菜と和えたり、豚肉と合わせて炒めるなど、使い方はいろいろです!まとめて作っておくと、なにかと便利ですよ。

新しょうがの簡単甘酢漬け!

  • 新しょうが 200g

  • 酢 100ml
  • 砂糖 大さじ4
  • 塩 小さじ1/4

季節の恵みを保存食にして味わおう

お家で作る保存食のレシピはいかがでしたか。

旬を迎える食材は、質が良くお値段もお手頃です。だからこそ、まとめて買って、保存食にするのに向いています。

少し手間はかかりますが、それだけ長くおいしくいただけるもの。ぜひ今年は梅干しや甘酢漬けなど自家製保存食を楽しんでみてくださいね。

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