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排水口掃除の正しいやり方|場所別の手順と洗剤の使い分けを解説

主夫 主婦

26.09.18

排水口掃除の基本は、見えるごみを取り除き、手で外せる部品を中性洗剤で洗うことです。夕食後にシンクを片づけているとき、水の流れの悪さやニオイ、ぬめりに気づいたものの、どの洗剤を使えばよいか迷うことがあります。本記事では、キッチン・お風呂・洗面所・洗濯機別の手順と、汚れに合う洗剤を解説します。

排水口掃除を始める前に確認したいこと

排水口は、設備によって部品の形状や外し方が異なります。無理に分解せず、取扱説明書を確認してから、手で外せる範囲を掃除してください。

排水口の構造と自分で掃除できる範囲

一般的な排水口は、カバー、ごみ受け、排水トラップ、排水管で構成されています。

カバーやごみ受け、取扱説明書で取り外し可能とされている排水トラップなど、手で無理なく外せる部品や目に見える範囲は自分で掃除できます。排水管の奥や、工具を使わなければ外せない部品、洗濯機を動かさないと届かない場所は無理に作業せず、専門業者や管理会社へ相談しましょう。

用意する掃除道具・洗剤

排水口掃除には、次の道具を用意します。

  • ゴム手袋
  • ごみ袋
  • 中性洗剤
  • スポンジ
  • 古い歯ブラシ
  • やわらかいブラシ
  • バケツ
  • ぞうきん
  • キッチンペーパー
  • 必要に応じて、使用場所に対応したパイプクリーナー

洗濯機の排水ホースや、洗面台下の排水管の部品を外す場合は、残水を受けるバケツとぞうきんも用意しましょう。
設備や部品によっては使用できない洗剤があります。取扱説明書と洗剤の表示を確認し、複数の洗剤は同時に使わないでください。

【場所別】排水口の掃除手順と注意点

排水口にたまりやすい汚れや、取り外せる部品の形状は場所によって異なります。キッチン・お風呂・洗面所・洗濯機の順に、掃除の手順と注意点を確認しましょう。

キッチンの排水口掃除

食べカスや油が集まりやすいキッチンは、ごみ受けだけでなく、排水口カバーの裏側や排水トラップにも汚れが残りやすい場所です。次の手順で、見える範囲から順番に掃除します。

  • 1.ごみ受けにたまったごみを取り除き、水切りゴミ袋を外す
  • 2.排水口カバー、ごみ受け、手で外せる排水トラップを取り外す
  • 3.中性洗剤をつけたスポンジや歯ブラシで、表面・裏面・網目・溝を洗う
  • 4.排水口の内側を、ブラシが届く範囲でやさしく洗い、水ですすぐ
  • 5.部品を正しい向きで戻し、水を流して排水状態を確認する

掃除後は、ごみ受けに水切りゴミ袋を取り付け、1日1回を目安に交換します。ごみが多い場合や汚れが目立つ場合は、その都度取り替えてください。油は排水口へ流さず、調理器具や食器に残った分を紙などで拭き取ってから洗いましょう。

水切りゴミ袋を使っていないと、細かな食べカスがごみ受けや排水口に残りやすくなります。すでに使っていても、「取り外すときに破れる」「水切れが悪い」「目づまりしやすい」と感じる場合は、素材や構造を見直すタイミングです。

ダストマンには、伸縮性があり排水口にフィットさせやすいストッキングタイプと、細かなごみを捉えやすく、水切れにも配慮した不織布タイプがあります。

困りごと 向いているタイプ
排水口へのフィット感を重視したい ストッキングタイプ
伸縮性のある袋を使いたい ストッキングタイプ
細かなごみを逃したくない 不織布タイプ
水切れのよさを重視したい 不織布タイプ

ダストマンを使ったヌメリ対策の検証結果は、「排水口の臭い・ヌメリ対策|最大99%削減の検証結果も紹介」で詳しく解説しています。以下のバナーからご覧ください。

お風呂の排水口掃除

お風呂の排水口では、髪の毛に皮脂や石けんカスが絡み、ぬめりやつまりにつながります。入浴後に髪の毛を取り除き、週1回程度を目安に排水口カバーやヘアキャッチャーを洗うと、汚れをためにくくなります。

  • 1.排水口カバーを外し、髪の毛やごみを取り除く
  • 2.ヘアキャッチャーや手で外せる部品を取り外す
  • 3.浴室用中性洗剤をつけ、やわらかいブラシで溝や裏側を洗う
  • 4.水で十分にすすぎ、部品を正しい位置へ戻す

浴槽の排水栓やゴム部品は、製品によって塩素系洗浄剤を使用できない場合があります。頑固な汚れに洗剤を使う場合は、設備の取扱説明書に従ってください。

洗面所の排水口掃除

洗面所では、髪の毛、皮脂、歯磨き粉、石けんカスが排水栓の周辺にたまります。排水栓やヘアキャッチャーを外し、目に見えるごみを取り除いてから、中性洗剤と歯ブラシで細かな部分を洗いましょう。

水の流れが悪い場合は、洗面所の排水口に使用できるパイプクリーナーを、製品表示に従って使います。洗面台下の排水管や掃除口は、取り外して掃除できる場合もあります。ただし、締め付け不足やパッキンのずれは水漏れにつながるため、取扱説明書で手順を確認できる場合に限って作業しましょう。

洗濯機の排水口掃除

洗濯機の排水口に糸くずや洗剤カスがたまると、排水不良やニオイの原因になります。乾燥機能付きの機種では、乾燥時間が長くなることもあります。月1回程度を目安に確認し、作業前には運転を止めて電源プラグを抜き、水栓を閉めましょう。

  • 1.洗濯槽に水が残っている場合は、取扱説明書に従って排水する
  • 2.排水口の近くにバケツとぞうきんを置き、外し方を確認して排水ホースを外す
  • 3.手で外せる排水口の部品を取り外し、製品表示に従って中性洗剤で洗う
  • 4.排水ホースや排水口に残った糸くずを取り除く
  • 5.取扱説明書に従って部品と排水ホースを戻し、試運転して水漏れがないか確認する

排水口が洗濯機の真下にある場合や、洗濯機を動かさないと作業できない場合は、無理に行わないでください。清掃業者や設置業者に相談し、賃貸住宅では管理会社へ連絡しましょう。

排水口が汚れる原因と放置するリスク

排水口には、場所ごとに異なるごみや汚れが流れ込み、水分と混ざりながら蓄積します。放置すると、ニオイ・ぬめり・つまり・水漏れにつながることがあるため、汚れの原因に合った方法で早めに掃除しましょう。

排水口が汚れる主な原因

キッチンでは食べカスや油、洗剤カス、お風呂や洗面所では髪の毛、皮脂、石けんカスが主な汚れです。洗濯機の排水口には、衣類から出た糸くずや洗剤の残りがたまります。排水口は水分が残りやすいため、汚れを放置すると雑菌も増えやすくなります。

ニオイ・ぬめり・つまりが発生する仕組み

ぬめりは、汚れを栄養源として増えた雑菌などが膜状に集まったもので、バイオフィルムとも呼ばれます。ニオイは、たまった汚れの腐敗や雑菌の繁殖に加え、排水トラップの水切れや部品のずれでも発生します。髪の毛や油汚れに細かなごみが絡むと、排水管の通り道が狭くなり、水の流れも悪くなります。

放置すると起こるトラブル

軽いぬめりや流れの悪さでも、放置すると汚れが蓄積し、掃除だけでは解消しにくくなります。水が逆流する、排水ホースの接続部から水が漏れる、複数の排水口で流れが悪くなるなどの症状が出た場合は、排水管の奥につまりがある可能性もあります。まずは見える範囲を掃除し、改善しない場合は専門業者や管理会社へ相談しましょう。

【症状別】排水口の汚れに合った対処法

まずは見えるごみを取り除き、残った汚れに合わせて洗剤や道具を選びましょう。

ぬめりを落としたい場合

軽いぬめりは、中性洗剤をつけたスポンジや歯ブラシでこすり落とします。溝や網目には、先端の細いやわらかいブラシを使うと汚れを落としやすくなります。こすっても落ちない場合は、使用場所や材質に対応した洗浄剤を、製品表示に従って使用してください。

ニオイが気になる場合

ニオイが気になるときは、ごみ受けや排水口カバーに付着した汚れを落とし、排水トラップが正しく取り付けられているか確認します。長期間使っていなかった排水口は、封水が蒸発している場合があるため、水を流して排水トラップに水をためましょう。掃除後もニオイが続く場合は、排水管の奥の汚れや接続部分の不具合が考えられます。

キッチンまわりのニオイが気になる方は、「梅雨の生ゴミ臭を撃退!プロが教える簡単&快適キッチン術」

もあわせてご覧ください。

油汚れを落としたい場合

調理油は冷えると排水管の内側に付着し、食べカスと絡んでつまりの原因になります。フライパンや食器に残った油は紙などで拭き取り、排水口へ流さないようにしましょう。排水口まわりの軽い油汚れは、中性洗剤とぬるま湯で洗います。

髪の毛や石けんカスを除去したい場合

髪の毛は、洗剤を使う前に、ゴム手袋を着用してピンセットなどで取り除きましょう。ヘアキャッチャーや排水栓に付着した石けんカスは、中性洗剤とブラシで洗います。排水管の奥に髪の毛がたまっている場合は、髪の毛に対応したパイプクリーナーを使用し、改善しなければ専門業者へ相談してください。

重曹・クエン酸・パイプクリーナーの使い分け

重曹・クエン酸・パイプクリーナーは、性質や対応できる汚れが異なります。ここでは、それぞれが向いている汚れと、使用する際の注意点を整理します。洗剤を選ぶ前に、設備の取扱説明書と製品表示も確認してください。

重曹が向いているケース

重曹は弱アルカリ性で、排水口まわりの軽い油汚れやぬめりのこすり洗いに使えます。汚れに振りかけて放置するだけでなく、スポンジやブラシでこすり洗いするのが基本です。髪の毛や固まった油による強いつまりを解消する用途には向きません。

クエン酸が向いているケース

クエン酸は酸性のため、水アカや石けんカスなどのアルカリ性汚れに向いています。重曹と合わせると発泡しますが、その泡は軽い汚れを浮かせる補助にとどまり、強いつまりを溶かすものではありません。塩素系洗浄剤と混ざると危険なガスが発生するおそれがあるため、同時に使用しないでください。

パイプクリーナーが向いているケース

パイプクリーナーは製品によって、排水管の内側に付着したぬめりや髪の毛、油汚れなどに対応しています。使用できる場所や対象となる汚れ、使用量、放置時間は製品ごとに異なるため、汚れの種類や使用場所に合う製品を選びましょう。

排水口掃除で失敗しないための注意点

不適切な掃除方法は、排水管や部品を傷めたり、洗剤による事故につながったりします。汚れを早く落としたい場合も、次の行動は避けてください。

排水口掃除で避けたい3つの行動

特に、塩素系洗浄剤と酸性の製品を混ぜると、危険な塩素ガスが発生するおそれがあります。

熱湯を流す

熱湯は排水管や部品を傷めるおそれがあります。直接流さず、十分に冷ましてから処分してください。

洗剤を混ぜて使用する

塩素系洗浄剤は、酸性洗剤、クエン酸、食酢、アルコールなど、ほかの洗剤や薬剤と混ぜないでください。別の洗剤を使う場合は、製品表示に従い、十分な水ですすいでから使用してください。

硬い掃除道具で強くこする

金属製ブラシや研磨力の高い道具は、樹脂や金属の表面、コーティングを傷つける原因になります。設備の材質に合ったスポンジや、やわらかいブラシを使いましょう。

排水口や排水管を傷めないコツ

掃除前に、設備の取扱説明書と洗剤の表示を確認します。洗剤は1種類ずつ使い、規定量・放置時間を守って、使用後は十分な水ですすいでください。

ディスポーザーや浴槽の排水栓、金属部品などは、使用できる洗剤が限られる場合があります。作業中は換気し、ゴム手袋を着用して、顔を排水口へ近づけないようにしましょう。部品を外した場合は、パッキンの向きや排水トラップの位置を確認して元に戻し、水漏れがないかも確認してください。

排水口掃除に関するよくある質問

排水口掃除はどれくらいの頻度で行うべき?

掃除頻度は、使用量や汚れ方によって異なります。キッチンではごみを毎日捨て、排水口の部品は週1回程度洗いましょう。お風呂では入浴後に髪の毛を取り除き、部品は週1回程度洗うのが目安です。
洗面所は目に見える汚れを週1回程度取り除き、洗濯機の排水口は月1回程度確認します。ニオイや流れの悪さがあれば、頻度にかかわらず早めに掃除してください。

重曹とクエン酸だけでつまりは解消できる?

重曹とクエン酸だけでは、髪の毛や固まった油による強いつまりは解消できません。軽いぬめりや汚れを浮かせる補助には使えますが、症状に合うパイプクリーナーを使っても改善しない場合は、専門業者へ相談してください。

熱湯を流したらきれいになる?

熱湯を排水口へ直接流すのは避けてください。油汚れには、設備の取扱説明書で使用できる温度を確認したうえで、水またはぬるま湯を使いましょう。

ラバーカップの使い方は?

ラバーカップは、排水口に密着する形状を選び、ゴム部分が水につかる状態で使います。排水口へゆっくり押し付けて密着させ、勢いよく引く動作を数回繰り返し、最後は少量の水を流して状態を確認します。洗面台ではオーバーフロー穴を濡れた布などでふさぐと圧力が逃げにくくなります。
パイプクリーナーの使用中や使用直後は、洗浄液が飛び散るおそれがあるため、ラバーカップを使用しないでください。

業者に依頼する目安は?

複数の排水口で同時に流れが悪い、水が逆流する、ゴボゴボという音が続く、水漏れがある、掃除しても短期間でつまる場合は、排水管の奥や共用管に原因がある可能性があります。異物を落とした場合や、洗濯機を動かさないと排水口へ届かない場合も、無理に作業しないでください。賃貸住宅では、業者を手配する前に管理会社へ連絡しましょう。

まとめ

排水口を清潔に保つには、場所ごとにたまりやすい汚れを定期的に取り除くだけでなく、日頃からごみを流さない工夫も大切です。キッチンではダストマンを使い、たまったごみをこまめに処理しましょう。

重曹やクエン酸、パイプクリーナーは、汚れの種類と設備に合わせて使い分けましょう。熱湯を流す、洗剤を混ぜる、無理に部品を外すといった方法は避け、掃除してもつまりや逆流が改善しない場合は、専門業者や管理会社へ相談してください。
水切りゴミ袋を使っていない方や、現在使っている袋の破れやすさ・水切れ・目づまりが気になる方は、水切りゴミ袋の素材や構造も見直してみましょう。

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