私のおにぎり物語

誰かの笑顔のために
つくるおにぎり

きゃらきゃら mako(マコ)

チャレンジすることで
喜びが増す「カワイイ食卓」

子どもたちが小さかった頃、お誕生日にリクエストされたキャラクターのケーキを作ったことが、「カワイイ食卓」をはじめたきっかけです。子どもが成長するにつれ、リクエストされるものも難易度が上がっていきましたが、それに応えるように色々なことに挑戦してきました。不思議と「そんなの無理だよ!」と思うこともなく、「面白そう。やってみよう!」と思えたんですね。それは、子どもたちがものすごく喜んでくれたからだと思います。大学生になった長男は、3歳のときに作ってあげた汽車のケーキを「あの時の感動は、今でも覚えているよ」と言ってくれます。

子どもたちのために作るおにぎりの工夫は、小さく握ること。食欲がないときも、好きなキャラクターのおにぎりを作ると喜んで食べてくれました。お弁当も可愛らしく華やかにしてあげると、たくさん食べられるようでした。

私の母が作ってくれたおにぎりは、愛情がぎっしりと詰まったとても大きなものでした。昔ながらの、定番のおにぎりです。中学生の頃になると、可愛らいしいものや、彩りの豊かなお弁当に憧れるようになりました。小さな頃から、母のものとで一緒に料理をしていたので、憧れのおにぎりやお弁当を自分で作るようになりました。修学旅行のときには、友達に「可愛い! 欲しい!」といわれたことを覚えています。

今では、食べてくれる人の笑顔を思い浮かべて「カワイイ食卓」を作っています。例えば、子どもたちの運動会のお弁当なら、動物たちに模したおにぎりがボールや旗を持って応援したり、食べる場をイメージして物語をつくります。もちろん、紅白の色合いなどにもこだわります。蓋をあけたときの驚きや、笑顔が見たいんです。

子どもたちや食べる人のリクエストを聞くことで、思いもよらないアイディアが生まれます。はじめは上手く出来ないこともありましたが、気持ちが伝わるためか、とても喜んでくれました。これからも、自分に限界をつくることなく楽しんでいきたいと思います。

きゃらきゃら
プロフィール
カワイイ食卓研究家。イタリアンシェフの経験を活かし、現在は料理研究家として活動。
女の子が憧れるかわいいスイーツや、かわいい料理を得意とし「見て楽しい、食べて美味しい食卓」を提案。
トースターやフライパン等身近なものを使って作るスイーツや、ヘルシースイーツにも定評があり、メディア出演、企業のレシピ開発、コラム執筆等多方面で活躍し、kawaiiを世界に発信している。

家族の笑顔が嬉しくて
はじめた料理

子どものころは、母のお手伝いをするのが好きで、よく一緒に料理やお菓子などを作って過ごしました。出来上がった料理を家族が喜んで食べてくれることが、とても嬉しかったんです。料理をつくることが楽しくて、これまでアルバイトや家事代行サービスなど料理に関わる仕事をしてきました。また、栄養士やフードコーディネーターの資格も取得しました。あるお仕事のときに、広報の方にお声がけをいただいたことがきっかけで、家政婦mako・アイデア料理研究家として、メディアへの出演や料理本を出版させていただくことになりました。

小学生のころは、母がよくおにぎりを作ってくれたのを覚えています。特に、食欲のない朝でも簡単に食べられるおにぎりは、ありがたいものでした。中身は梅干しやシャケ、昆布、混ぜ込み系のおにぎりで、ラップで丸めたものをパクッと食べて学校へと向かいました。

秋に必ず食べたくなるお芋ごはんのおにぎり。
幼稚園や小学校で芋掘りの後に作ってもらう
お芋ごはんは大好きで思い出の味です。

私の家は8人と大家族だったので、作り置きしておけることもおにぎりの良さでした。温かいおにぎりが食べたければ、子どもでも簡単に電子レンジで温めることが出来ましたしね。忙しい母が愛情を込めて考えた時短レシピが、おにぎりだったのだと思います。

おにぎりは少し具材を工夫するだけで、毎日違うものを簡単に食べることができますし、ご飯を炊き過ぎたときには、ラップで包んで冷凍しておけばいつでも食べられます。忙しい方にもぴったりのレシピですよね。

今ハマっている半熟卵のおにぎりです。
家飲みのシメにもぴったりです。

そんな風に、子どもの頃から慣れ親しんだおにぎりは、私にとってのソウルフードでもあり、故郷の味ともいえる存在です。海外に行くとおにぎりが食べたくなりますし、おにぎりを見つけると嬉しくなります。「日本人でよかった!」と思います。

mako(マコ)
プロフィール
アイデア料理研究家、家政婦マコとしてメディアに多数出演。イベントやYouTubeライブで料理教室を開催。栄養士とフードコーディネーターの資格を持つ。学生時代はレストラン、お弁当屋、居酒屋のキッチンなどで働き、社会人になってからは栄養士、フードコーディネーター、料理専門の家政婦など食に関わるさまざまな仕事を経験。
「ずぼら冷凍レシピ」など、レシピ本も多数出版。著者累計は35万部以上。
各SNSにて誰でも簡単に美味しく作れる料理を発信中。
YouTube 『家政婦マコのmakofoods』チャンネル
Instagram @makofoods
Twitter @makofoods

TOPページ