健康寿命延伸も?男性におすすめの老後の趣味は「料理」!初心者向けの簡単レシピも紹介
一人暮らし 主夫24.12.18
仕事や子育てが落ち着き、自分のために使う時間が増えた一方で、老後をどうやって過ごそうか悩んでいるシニア男性は少なくありません。そんな方におすすめの趣味が「料理」です。料理は単なる日々の作業ではなく、健康維持や人との交流、さらには脳の活性化にまでつながる、魅力的な趣味です。また、外食の機会が減ることで自然と節約ができるのも嬉しいポイント。この記事では、料理を趣味にするメリットから、初心者が知っておきたいポイント、初心者向けの簡単レシピまで、わかりやすく紹介します。
1.料理を趣味にするメリット
栄養価が高い新鮮な食材を使用して自炊することで健康維持につながる、新たな交流の機会が生まれるなど、料理を趣味にするメリットを紹介していきます。
健康寿命の延伸や認知症予防になる
厚生労働省が公表している「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」によると、介護などが不要な自立した生活を送れる「健康寿命」を長くするには、生活活動(※)が推奨されています。生活活動には家事も含まれ、その一環として料理も効果的です。
また、料理は脳や手先のトレーニングとしても有効で、認知症予防としても効果が期待できます。例えば料理には以下の一連の動作が必要です。
- 料理の予定を立てる
- 食材を調達する
- 複雑な工程で調理を実施する
- 味付けをする
- 盛り付けをする
こうした複雑な動作を行うため、前頭葉機能が働くと言われています。前頭葉は脳の司令塔のような役割を担う部分で、活性化することで頭の回転が早くなり、認知症予防への効果も期待できます。
※生活活動:身体活動の一部で日常生活における家事・労働・通勤・通学などに伴う活動
料理がきっかけで人との交流が広がる
料理を趣味にすると、人との交流や新たなつながりが生まれることがあります。家族や友人と一緒に料理をしたり、作った食事を共に楽しんだりすることで、料理そのものが自然と会話のきっかけとなり、コミュニケーションが深まります。
また、家族や友人を誘って食事会を開いたり、季節に合わせた料理イベントを企画したりすることで、交流の幅も広がります。夏のバーベキューや冬の鍋パーティーなどの普段とは異なる食事の場は、普段は話せないことを語り合う良い機会となるでしょう。
さらに、料理教室などで共通の趣味を持つ人々と出会い、新たなコミュニティを広げられるのも大きなメリットです。
一人になっても困らない
普段から料理をしていると、万が一、一人になったときにも食事の心配がいらないというメリットもあります。実際に、これまで料理は家族に頼り切りだった男性が、もしものことを考えて、「一人になっても健康的な食事ができるように」と自炊を始めるケースが増えています。
まだそんな心配はいらないという人も、自炊ができるようになれば、家族が不在のときでも健康的な食事ができたり、家族の家事負担が減り喜ばれたりなど、今からでも感じられるメリットは十分に多いはずです。
2.料理初心者が始める前に知っておきたい3つのこと
料理をあまりしたことがない方は、流れや注意点などがよくわからないかもしれません。料理を趣味として始める前に、基本となる準備物や注意点はあらかじめ把握しておきたいところです。
ここからは、初心者が料理を始める前に知っておきたい3つのポイントについて解説します。
調理器具と調理料を確認する
まずは必要な調理器具を確認しましょう。以下に、これだけは準備してほしいものと、あると便利なものをまとめました。
- 包丁
- まな板
- フライパン
- 鍋
- 計量カップ・スプーン
- 菜箸
- おたま
- フライ返し
- ザル
- ボウル
- キッチンバサミ
- スライサー
- キッチンスケール(料理用はかり)
- キッチンタイマー
また、基本的な調味料も準備しておきましょう。日本の料理に特に欠かせない調味料は、それぞれの頭文字を取って「さしすせそ」と呼ばれます。そのほか、あると重宝する調味料も紹介します。
- さ:砂糖
- し:塩
- す:酢
- せ:しょうゆ
- そ:みそ
- ウスターソース
- 豆板醤
- マヨネーズ
- ケチャップ
- みりん
- 酒
- こしょう
- ポン酢
あると便利な調味料は、初めから大きめサイズを購入すると、使い切れずに廃棄してしまうことがあります。まずは小さめサイズを買い揃え、料理に慣れてきたタイミングで、よく使うものを大きめのサイズで購入すると良いでしょう。
最初はレシピに忠実に
初心者が料理を始めるときには、まずはレシピに忠実に作るのが良いでしょう。特に、調味料や食材の分量は少し違うだけで味が大きく変わるため、計量カップや計量スプーン、測りで正確に測ることが重要です。
よく使われる分量の目安は以下の通りです。
- 大さじ1:15ml
- 小さじ1:5ml
- 1カップ:200ml
- 塩少々:約0.6g(親指、人差指でつまんだ分量)
- 塩ひとつまみ:約1g(親指、人差指、中指でつまんだ分量)
レシピ通りに作ることに慣れてきたら、アレンジも楽しみましょう。クレライフは初心者にも簡単なレシピから、上級者向けのレシピまで多数掲載されています。ぜひ「料理レシピ」のページからチェックしてみてください。
調理時は衛生管理に気を付ける
調理時に注意が必要なのは衛生管理です。不衛生な状態で調理をすると、食中毒を起こすリスクがあるため、以下のポイントに注意しましょう。
手はこまめに洗う
手洗いは衛生管理の基本です。料理中は食材からの菌が付きやすいため、料理前・料理中・料理後と手はこまめに洗いましょう。
野菜や魚介もしっかり洗う
野菜は泥やほこりといった異物や有害微生物が付着している場合があるため、しっかり洗います。魚介類には細菌やウイルスが付着していることがあるため、ウロコやエラ、ワタを取り除くなど、下処理をしたら流水(水道水)でよく洗い流します。
包丁やまな板を使う順番
包丁やまな板は、野菜→生肉・生魚の順で使い、菌が食材に付着することを極力防ぎます。また、複数品調理する際も食材ごとにまとめて切ることで、効率的に料理ができます。
3.料理初心者でも大丈夫!今日から作れる簡単レシピ
料理初心者の方は、最初は手の込んだものではなく、簡単でおいしい料理から挑戦するのがおすすめです。ここからは、今日から作れるレシピを紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
一人分も簡単に完成♪レンジDE豚ねぎ塩うどん
ごま油の風味が香ばしい豚ねぎ塩うどんです。ゆでるのが面倒なうどんも、電子レンジで調理すれば簡単。ぜひお試しください。
もんで焼くだけ♪鶏むね肉のみそ漬け焼き
キチントさんマチ付きフリーザーバッグを使って下味をつけ、焼くだけで完成の簡単料理です。食べ応えがあり、ごはんがすすみます。
短時間でしっかり味しみ!春野菜の肉じゃが
春野菜を使った簡単に作れる肉じゃがです。しっかり味がしみるため、ごはんのお供にもピッタリ!使用する調味料は焼肉のたれ1つなので、難しい味付けは不要です。
ごはんのお供にぴったり♪大根とツナの甘辛煮
ごはんがすすむ大根とツナの甘辛煮です。おいしさはもちろんのこと、電子レンジで簡単に作れる時短料理としても人気のレシピです。
レンジで簡単♪夏野菜カレー
ズッキーニやナス、パプリカを使った夏野菜カレー。カレールーは細かく刻んで容器に入れたら、中で均一になるようによく混ぜてから加熱するのがポイントです。
電子レンジで夏野菜カレー
- 鶏もも肉 200g
- 玉ねぎ 1/2個
- ズッキーニ 1/2本
- ナス 1本
- パプリカ 1/4個
- ごはん 適量
- カレールウ 4ブロック
- 塩、こしょう 適量
- 水 250cc
4.定番からアレンジまで!初心者向けの魚レシピ
魚はカロリーが低いうえ、健康維持に必要な栄養素が豊富に含まれる食材のため、積極的に自炊に取り入れたいですよね。ここからは、初心者でも挑戦しやすい魚料理レシピを紹介していきます。
ぶり大根
健康志向の方におすすめのぶり大根。キチントさんクッキングシートが落としぶたになり、味がしっかりしみこみます。
ホイルシートで簡単♪あじの塩焼き
和食の定番、あじの塩焼き。キチントさんフライパン用ホイルシートを使えば、こびりつきなしで、簡単に塩焼きができます。
みそバター味♪さけのチャンチャン蒸し
電子レンジで簡単にできるさけのチャンチャン蒸しです。焼き魚や煮魚以外のレパートリーを増やしたい方にもおすすめのレシピです。コクのある味付けで、ごはんがすすみますよ。
さんまのしょうが煮
さんまの塩焼きに飽きたらしょうが煮はいかがでしょうか。少ない調味料とわかりやすい調理工程なので、初心者でも作れるさんまのしょうが煮です。
お弁当にぴったり♪白身魚のピカタ
魚のおかずは冷めるとパサつきやすいですが、卵を絡めたピカタにするとしっとり仕上がります。洗い物も少なく済む、おすすめの一皿です。