冷蔵庫や電子レンジの電気代を抑えたい!キッチンでできる簡単節約術まとめ
24.04.25
止まらない物価高騰の影響で、消費者の節約志向が高まっています。毎日のように使うからこそ水道光熱費に直結するキッチンまわりの節約から始めたいけど、具体的な方法がわからない人も多いのではないでしょうか。 そこでこの記事では、電気代やガス代を抑えるためのキッチンの簡単節約術をまとめて紹介します。
目次
1.電子レンジ・オーブンレンジの電気代を節約するコツ♫
忙しい現代人には欠かせない電子レンジ・オーブンレンジ。頻繁に使うからこそ、電気代を節約しながら賢く電子レンジ・オーブンレンジを使うコツを身に付けましょう。
液体は途中で取り出しかき混ぜる
液体の食品を温めるときのポイントは、一気に温めるのではなく、途中で電子レンジから取り出しかき混ぜ、その後再度温めることです。これにより加熱ムラを防ぎ、より短い時間で均等に温めることができます。丸い容器に入れることで、熱がより効率的に通りやすくなります。
大きさや厚さをそろえ、均等に並べる
オーブンレンジで調理するときにムラを防ぐコツは、食材の大きさや厚さをそろえて、なるべく均等に並べることです。ムラなく温めることで余分な加熱時間が削減され、節電に加え時短にもなります。
生で食べる魚は半解凍でOK
生で食べる魚の解凍時間の短縮のために電子レンジを使うときは、半解凍で止めましょう。全解凍してしまうと、栄養素や水分が含まれるドリップが出てしまい、味が落ちる原因になります。半解凍であればおいしさをキープしながら、電子レンジの使用時間を削減できます。
ターンテーブル型は外側に、フラット型は中心に置く
食品を置く位置に気をつけると、加熱時間の削減になります。ターンテーブル型の電子レンジは外側から加熱される仕組みなので、中心は避けて外側に配置しましょう。
フラット型の電子レンジは加熱ムラがないように工夫されていますが、コーナー付近にマイクロ波の弱い場所があるため、できるだけ中心に食品を配置しましょう。
2.冷蔵庫の電気代を節約するための上手な使用方法!
冷蔵庫は家庭の中で消費電力が大きな家電です。食品の鮮度を保ちながら、節約効果を最大限に引き出すコツを紹介します。
熱いものは冷ましてから冷蔵庫に入れる
加熱後の食品を熱いまま冷蔵庫に入れると、庫内の温度が上がり、再度冷やすための余分なエネルギーを消費してしまいます。食品は冷ました後に冷蔵庫で保存するようにしましょう。
ドアの開閉は最小限にする
冷蔵庫のドア開閉が多かったり、開けている時間が長かったりすると、庫内の冷気が外に逃げてしまいます。庫内を再び冷やすために電気代がかかるだけでなく、食品が傷む原因にもなるので開閉は最小限にすることを心がけましょう。
冷蔵庫内は整理して、詰め込みすぎない
冷蔵庫内に賞味期限の過ぎたものや、常温保存可能なものが入っていないか、定期的に庫内を整理しましょう。冷気の循環が改善されるだけでなく、収納・取り出し場所がわかりやすくなることで開閉時間も短くなります。
包装がかさばるものはキチントさんマチ付きフリーザーバッグに移して、庫内の余裕を作りつつ、おいしさも守るのがおすすめです。
冷蔵庫の設置環境やメンテナンスも重要
冷蔵庫の設置位置を変えるだけでも、節電効果が期待できます。壁に密着していると放熱が妨げられ、エネルギーの消費量が多くなるので周囲とは5cm以上の隙間を空けましょう。直射日光の近くや、ガスコンロの近くは熱が伝わりやすいので、できるだけ避けることで余分な電力の消費を防げます。
また、パッキンが傷んでいると冷気が漏れる原因になるので、定期的にメンテナンスし、電気のムダ使いを防ぎましょう。
3.炊飯器の消費電力を削減するポイントは?
炊飯器も使用頻度の高い家電の一つです。使い方をほんの少し工夫するだけで、おいしいごはんと節約を両立できますよ。
使わないときはコンセントを抜いておく
全ての家電にも共通して、使うとき以外はコンセントを抜くことで待機電力の節約になります。待機電力自体は大きくはありませんが、小さなことからコツコツ節電を積み重ねましょう。
「早炊き=節電」は間違い
早炊きは短い時間で炊飯するため、普通炊きよりも省エネだと思われがちですが、一概にそうとはいえません。実際の消費電力を比べるとほぼ変わらないだけでなく、機種によっては普通炊きより消費電力が多い場合もあります。
一方で最新の炊飯器に備わっているエコ機能であれば、確実に省エネをしながらおいしさも保つことができます。
まとめ炊きがおすすめ
炊飯器が電力を大きく消費するのは炊飯時なので、何度も炊飯するより一度にまとめて炊き、冷凍保存した方が省エネになります。
ちなみにごはんを冷凍するときは、キチントさんごはん冷凍保存容器を使うと冷凍庫内も整理され、そのまま電子レンジで加熱できるので便利です。
4.調理器具の節約&省エネ効果を比較!
節約を考えた際、どの調理器具を選べばより効果を得られるか、資源エネルギー庁の「無理のない省エネ節約」と大阪府の「今日からはじめる冷蔵庫革命」に基づき紹介します。
使用状況やお住まいの地域により異なる場合がありますので、あくまで参考値として捉え、ご自身の環境に合わせて適切な選択をご検討ください。
【水から VS お湯から】ガスコンロでお湯を沸かすとき、どちらが節約?
お湯を沸かすとき、ガスコンロだけを使って水から沸かすのと、ガス給湯器で沸かしたお湯をガスコンロで沸騰させる場合、給湯器を使う方が光熱費を抑えられます。ガスコンロの熱効率が45%なのに対し、給湯器の熱効率は80%と、給湯器は非常に熱効率の高い機器です。
給湯器を使用して1Lの水(20℃)を100℃に沸かすと、ガスコンロだけを使った場合よりも、約80kcal節約できます。
【炊飯器保温 VS 電子レンジ加熱】ごはんを後で食べるとき、どちらが節約?
ごはんが余ったとき、このまま保温して後で食べるか、保存して温めて食べるか迷いますよね。節約を意識する場合、4時間以上保温する場合は保存し、電子レンジで温め直した方が消費電力を抑えられます。
1.5合の余ったごはんを炊飯器で4時間保温すると約6.94円の電気代がかかりますが、電子レンジで温め直したときにかかる電気代は約5.93円であり、より省エネ効果が高いといえます。余ったごはんを食べるタイミングを想定して、より節約できる方法を選びましょう。
【ガスコンロ VS 電子レンジ】野菜の下ごしらえ、どちらが節約?
野菜の下ごしらえには、ガスコンロよりも電子レンジを使用した方が省エネ効果を得られます。
例えばブロッコリーやカボチャなどの果菜の場合、ガスコンロを使用し下ごしらえをすると年間約1,470円の光熱費がかかります。一方、電子レンジを使用した場合は年間約470円で、ガスコンロと比べて約1,000円の節約になります。
※1日1回、365日、100gの食材を1Lの水(27℃程度)に入れ沸騰させ煮る場合と、電子レンジで下ごしらえをした場合(食材の量等により異なる)
【スッキリ収納 VS ギッシリ収納】冷凍庫の収納、どちらが節約?
冷凍庫は食品を立てて隙間なくギッシリ収納した方が、節電効果が高いです。隣り合った食品同士が保冷し合い、冷凍庫内の温度上昇を抑えるので、食品の劣化も抑え食品ロスの防止にもつながります。
なお、冷蔵庫の場合は先に紹介した通り、詰め込みすぎず、ゆとりを持たせてスッキリ収納した方が省エネになります。
5.おいしさそのまま、水道光熱費節約レシピを紹介!
洗い物を減らす、ガスを使う回数・時間を減らすなど、料理を作るときも節約につなげられます。ここからは水道光熱費の節約をしながら、おいしさも妥協しないレシピを5つ紹介します。
電子レンジで完結するガッツリおかず!豚こま肉のしょうが焼き
豚肉とたまねぎ、タレをキチントさんマチ付きフリーザーバッグに入れてもみ込み、電子レンジで加熱するだけ!節約と時短を同時に実現できるレシピです。食欲がそそる味付けで、メインのおかずになる一品です。
火はゆでるときだけでOK!絶品ジャージャーそうめん♪
キチントさんスマートプッシュに調味料と豚ひき肉を入れ、電子レンジで加熱するだけで肉みその出来上がり♪麺をゆでるとき以外は火を使わなくていいので、忙しいときにおすすめのレシピです。辛くないので、お子様がいるご家庭にもピッタリですよ。
絶品ジャージャーそうめん
- 豚ひき肉 150g
- きゅうり 1本
- トマト 1個
- そうめん 4把(200g)
- 酒 大さじ1
- 水 大さじ1
- 甜麺醤 小さじ2
- しょうゆ 小さじ1
- 砂糖 小さじ1
- 鶏ガラスープの素 小さじ1/4
- おろしにんにく チューブ1cm
- おろししょうが チューブ1cm
- 片栗粉 小さじ1/2
- めんつゆ(2倍濃縮) 60ml
- 水 60ml
- ごま油 小さじ1
盛り付け不要♪そのまま食卓に出せるたけのこシューマイ
こちらのレシピも火は不要。皮は包まずに肉だねの上に載せ、ふんわりとNEWクレラップをかけて電子レンジで加熱するだけでOK。調理したお皿のまま食卓に出せるので、洗い物も出ないお手軽レシピです。
フリーザーバッグで洗い物を減らす!厚揚げで節約お好み焼き
お肉無しでも満足感の高い厚揚げレシピです。食材と調味料をキチントさんマチ付きフリーザーバッグに入れてもみ混ぜるだけで下準備は完了。キチントさんフライパン用ホイルシートを使って調理すれば、洗い物も減らせて後片付けも楽ちんです。
調理器具不要&お手軽!缶詰のみかんフローズンヨーグルト
最後はスイーツのレシピを紹介。キチントさんマチ付きフリーザーバッグを使えば調理器具は不要です。ガスも使わず簡単に作れる、ひんやり口溶けスイーツです。